いつもなら、朝の気配で目が覚めるんだけど、この日は珍しく、アラームの音で目を覚ました。
その後で、お茶碗に一杯だけご飯も食べた。
先輩の彼女さんは、いつものように目を丸くしてすずを見て笑った。
それが何とも心地良かった。
食後の朝風呂で、今日の始まりを全身に知らせる。
湯船から出るのが名残惜しくて、いつまでもいつまでもお湯と戯れてた。
帰り道、すずが日光でどうしても行きたかった所に立ち寄ってもらいました。
ドアマンに事情を話すと、快く迎え入れてくれて、回転扉をタイミングよく押してくれる。
それだけで、たちまち「Thankyou」の笑顔になれちゃう、金谷ホテル。
老舗ならではの、独特な穏やかさが広がっていました。
なんだか恐れ多くて、写真も撮れませんでした。