見てろ私の底力!! 好きな言葉は「女だてら」と「男勝り」。 日本人なら「喧嘩」と「祭り」に「桜」と「花火」!! 粋な女になってやらぁ!!
by すず
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街に溢れる「休業中」


地震から3日目。タバコを買いに外へ出た。

スーパーやドラッグストアがお店を閉めていた。
それはコンビにも同じで、やっと開いてるところを見つけて驚愕した。

お店は開いてるけど、陳列棚に商品がヒトツも並んでいない。
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この光景を見て、世の中はただ事じゃないことが起きている…と、割りとノンビリ考えていた私の心に緊張が走った。

店内に残っていたのは、雑誌とタバコと数種類のガムと食玩の類。

目的にはなかったウエハースチョコを、家族の人数分だけ手にとった。

そしてこのコンビニも翌日には「休業中」の文字を掲げた。
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コンビニが軒並み休業中になるのと引き換えに、何箇所かのスーパーやドラッグストアが、時間や商品や数量に制限をつけ、再開した。

開店前から、買い物をしようとする人達が、お店の前に長い行列を作った。

不謹慎だけど「ディズニーより並んでる」とその風景を表現した。
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是が非でも欲しいモノは特になかった。

多少の食料品や日用品なら、まだ家にストックがあった。

パパの機転のおかげで、地震の翌日、2台の車を満タンにし、灯油も充分に確保していた。

燃料に制限がついたのは、その後だった。
ガソリンは1台2000円まで。灯油は1人10リットルまで。
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断水は続いていたけど、井戸水が使える。

幸い、ガスと電気も生きていた。

そう考えると、すずんちは、随分と余裕があった。

しかし、その余裕が後に仇となり、家族の心に爪を立てた。
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すずんちには、朝から晩まで入れ替わり立ち代わり、家族以外の誰かが常に居て、特にご飯時になると、その人数が一気に増えた。

人数分のオニギリを作るそばから「うちの娘の分も頼んでいいかい?」とリクエストがくる。
そのリクエストに応えると「じゃ、うちの分も頼もうかな」と新たなリクエストが届く。

そうして眠る時間まで、すずんちで暖を取っていく人達。

こんな時だから助け合って…と思ってのことだったけど、頼る・甘えるのバランスがあまりにも偏り過ぎてた。

充分にあった筈の食料も灯油も、たった数日で陰りが見えた。

訪れる人達に心を配らなきゃいけなくて、家族が家族を思う時間や、自分が自分を思う時間、そんな時間が極端に少ない毎日を送ってた。

余震のせいで、仮眠という仮眠も取れず、この先どうなるんだろう…という不安が付き纏った。
そもそも、起きてる事実をミンナ受け入れられないままで居た。

それぞれの疲労も、既にピークは超えていて、何でもないことにイライラが募った。

そんな中、妹が友人に「うちの車のガソリン、半分あげる」なんてとんでもない約束を勝手に交わしていたらしく、それを知った両親が爆発した。

1日を部屋の中で過ごす妹は、ネットや映像で今起きていることを漠然と理解していても、実際の状況がどうだということを把握していなかった。

さすがに私も妹を窘めた。あの列に並んで、買い物をしてきてみろ…と、随分キツイことを言った。
何かあったら頼りにしたい。頼むからシッカリしてくれ…と頭を下げた。

妹は妹で、肋骨を折っていた。アテには出来ない…と思いながらも、この日から仕事に出なくてはいけなかった私は、家のことを妹に託すしかなかった。
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by suzusuzu_77 | 2011-03-13 19:39 | 独(ヒトリゴト)
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